目をつむってごはんを食べていた
実家暮らしのときと一人暮らしのときを比べてみて、
何が違うかな?と思ったときになぜかふと思い出したのは
「夜ご飯の食べ方」。
実家だと家族と一緒に食べるから、
わいわい食べる。
でも一人暮らしだと、当たり前だけど一緒に食べる人はだれもいない。
だから、ある時期から「せっかくなら味わって食べよう」と思い始めた。
そこで、味わうために最初の一口は目をつむって食べる、ということをしてみた。
やってみるとわりと癖になって、けっこう目をつむって食べていた。
それが贅沢な楽しみだった。
味わって食べると、なんか時間がゆっくり流れているかんじがする。
味も、時間も噛みしめるかんじ。
変人かもしれないとは確かに思ったけど。
まあ別に誰に見られてるわけでもないしね。
一人暮らしだからね。
鎌倉大好き人間だけど「鎌倉移住」を諦めた
なぜか昔から鎌倉が好きで、2017年は15回くらい行ったと思う。
そのうち半分以上は一人で。お寺巡りをするわけでも抹茶を飲むわけではなく、スタバに行って海を見に行くためだけに鎌倉に行ったりしていた。
完全にライフワークの一つ。
2年位前から本気で鎌倉に住みたいと思っていた。海の近くでも山の近くでも、とにかくあの空気の中で暮らしたい。そしたら心穏やかに暮らせるはず、と思っていた。
だから仕事もいつか変えて、最終的に鎌倉に移住したいと思っていた。
その考え方が変わったのは今年の3月11日。
ふと改めて、鎌倉って海が近いよなあと思った。
ということは、もちろん津波の危険性はある。
(実際、鎌倉市では津波を想定したかなりリアルなシュミレーションを公開している。)
海の近くに住む、ということはそういうことを覚悟しなければいけないということだというのを急に強く認識した。
家族がいればなおさら。
家を建てるならなおさら・・
もちろん震災関係なしに、自然と一緒に住むということは、自然と生きていくということで、何かしら覚悟を必要とすると思う。
私にその覚悟、責任感が持てる?
東京ではないけど一応都会といえる土地で育った私に。
と思って、今の私には
この東京で暮らすのがちょうどいいのかもしれないな、と思った。
そしたらなんか、
今まで「鎌倉に住むためにはこの仕事を・・」
とか思って頑張らなきゃって思ってた気持ちが消えた気がして、すっと楽になった。
自然が豊かな場所に住むのはとても素敵なことだけど、山や川、海への敬意を払った上で私たちがそれと調和して暮らさなければいけないのだと思った。
もちろん都会に住むなら住むでそれなりに覚悟しなければいけないことはある。
少なくとも今の私には、ここに住むのが一番いいという結論に至った。
東京を楽しもう、今は。
鎌倉には今までみたいに気軽に遊びに行こう。
そのときも、自然への敬意は忘れずに。
行くだけで、そこにいるだけで、時間がゆっくり流れている感じのする鎌倉。
やっぱり大好きだし、一人でも、人と一緒でも行きたい。
こう思ってわくわくするだけで、今はいいのかなと思う。
綺麗な月が見たくて東京の離島「青ヶ島」に行ってきた③
前回の続き。
4. カルデラを歩く
地熱窯のあるサウナを目指してカルデラを歩く。
なぜなら宿でもらったお弁当を食べるため。
(地熱窯でふかして食べるらしい)
これがとんでもない距離だった。
距離というよりは、当たり前だが山を越えるので高低差が半端ではなかった。
食欲がなければ諦めたかもしれない。
レンタカーが絶対におすすめ。
島唯一のガソリンスタンド
カルデラを歩いている最中
中に降り立つと、雰囲気が全然違った。緑が生い茂っている
途中、キャンプ場を通過してサウナ近くへ到着
ようやく地熱窯に到着。
金属のふたを開けて、宿でもらったお弁当(ウインナ、卵、魚、など大量)をかごの中へ入れる。
蓋をして、足元にあるレバーをひねり、10分ほど。わくわく。
すべておいしかった。卵が最高だった
そのあと歩いてまた山を越え(これがまた死ぬかと思った)宿の近くへ。
ちなみに夜ご飯の量もすごい
5. 月を見に行く
念願の、月を見に「尾山展望台」へ。
でもこれもまたなかなかの高さだった。
懐中電灯は必須。
写真では表現できないが、
今まで見た夜空で一番きれいだった。
月、星、星。
「月の光で歩く」という青ヶ島へ来た目的を達成できて完全に満足。
月の光に自分の服が照らされている、
月の光で自分の影ができている、
というのが新鮮で、感動でした。
頂上の公園には誰もいないし、
ベンチに寝っ転がってしばらく空を眺めた。
そして泣きました。(青ヶ島来てから2度目)
満足感を抱えて宿へ戻り、就寝。
いや本当に、青ヶ島は別世界だった。
私どこにいるんだっけ?ってたまに思った。
でもこんな綺麗な景色見ることができて、そして月を見ることができて本当に幸せ。
「夢が叶った」とまで思ってしまった。
この日も晴天
八丈島は南国感あった
そして無性にカフェに行きたくなった
- ジャンル:カフェ
- 住所: 八丈島八丈町大賀郷2370-1
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- (写真提供:いるくーとく)
- 八丈島ジャージーカフェをぐるなびで見る | 伊豆諸島・小笠原諸島のカフェをぐるなびで見る
新しくておしゃれ。
おみやげも買えてるんるん。紙袋かわいい。
八丈島植物園へ
これがうわさの キョンか、と。
思ったよりちっちゃくてかわいい。
こんなかんじで八丈島を後にした
7. 女一人旅を楽しむために(感想と反省)
・行く前にちゃんと下調べをする
まあ歩いて行けるだろうと軽く思っていたが、想像以上に歩いた。
(2日で5万歩)
ちゃんとした靴を履いていくのが大事。
・泊まるところはやっぱり大事
今回はまあよかったが、女の一人旅は泊まるところが重要だと思い知った。
きれいで清潔なところに泊まるべし。
・カフェにはやっぱり行きたくなる
次はカフェが潤沢にあるまちへ旅行しよう。
おわり。
綺麗な月が見たくて東京の離島「青ヶ島」に行ってきた②
前回の続き。
2.青ヶ島到着
ヘリポートの近くはお墓
都道の安心感
今回宿泊した民宿
3.”絶景”を見に行く
途中、振り返った景色
「おおとんぶ」と読みます
どこまで行くんだろう、と
そろそろと思いきや
まだ途中
途中の景色もすでに素晴らしい
ついに頂上!
標高400m以上。宿の人に「天気いいから行ってみたら?」くらいで勧められたが想像以上に険しかった。
でもこの景色。泣きました。誰もいなかったので。
そしてここで飲む水が死ぬほどおいしかった。
しかしここで水を飲みすぎたせいか、ペットボトルの水がほぼないことに気づき、下山。自販機を探しに行く。(宿の近くにあった。なかったらどうしようと。)
水を買った後また散歩へ。
続きは後日。
綺麗な月が見たくて東京の離島「青ヶ島」に行ってきた
3月初旬。
絶海の孤島といわれる青ヶ島へ女一人で行ってきた。(1泊2日)
- きっかけ
村上春樹の『スプートニクの恋人』に出てきたあるシーンの描写が衝撃だったから。
ギリシャの小さな島で、月の光に向かって山を登っていくシーン。
どうしてもこれを再現してみたくなってしまった。
再現まで行かなくても、
「月の光って明るいんだな」ってことを実感してみたい、
月の光で道を歩いてみたい、
思ってしまった。
でもさすがにお金も時間もないからギリシャには行けない。
じゃあ国内の島?
と、思ってネットで調べてみた。
「月 きれい 島」だとあまりヒットしないから、
「星 きれい 島」でググってみて、
出てきた中で気になったのが「青ヶ島」だった。
*人口が160人くらいの日本で一番人口が少ない島
*二重カルデラでできている
*行き方は八丈島から船かヘリ
*絶海の孤島
とか気になるワードがたくさん。
迷いはしたものの、まあもう青ヶ島行くしかないでしょうということで、青ヶ島へ。
行くのはもちろん満月の日。
- 行き方(往復)
★羽田→八丈島
・・・・飛行機(所要時間:約1時間)
・・・ヘリコプター(所要時間:約20分)
羽田からの直行がないので2回で。
船は就航率が低い(八丈島→青ヶ島は約60%とか)上に時間がかかるので空路で。お金はかかるけどしょうがない。
1.青ヶ島へ向かう(1日目)
人生初のヘリ!
興奮した。そして運よく窓際。
青ヶ島が見えてきた
到着。
続きは後日。