鎌倉大好き人間だけど「鎌倉移住」を諦めた
なぜか昔から鎌倉が好きで、2017年は15回くらい行ったと思う。
そのうち半分以上は一人で。お寺巡りをするわけでも抹茶を飲むわけではなく、スタバに行って海を見に行くためだけに鎌倉に行ったりしていた。
完全にライフワークの一つ。
2年位前から本気で鎌倉に住みたいと思っていた。海の近くでも山の近くでも、とにかくあの空気の中で暮らしたい。そしたら心穏やかに暮らせるはず、と思っていた。
だから仕事もいつか変えて、最終的に鎌倉に移住したいと思っていた。
その考え方が変わったのは今年の3月11日。
ふと改めて、鎌倉って海が近いよなあと思った。
ということは、もちろん津波の危険性はある。
(実際、鎌倉市では津波を想定したかなりリアルなシュミレーションを公開している。)
海の近くに住む、ということはそういうことを覚悟しなければいけないということだというのを急に強く認識した。
家族がいればなおさら。
家を建てるならなおさら・・
もちろん震災関係なしに、自然と一緒に住むということは、自然と生きていくということで、何かしら覚悟を必要とすると思う。
私にその覚悟、責任感が持てる?
東京ではないけど一応都会といえる土地で育った私に。
と思って、今の私には
この東京で暮らすのがちょうどいいのかもしれないな、と思った。
そしたらなんか、
今まで「鎌倉に住むためにはこの仕事を・・」
とか思って頑張らなきゃって思ってた気持ちが消えた気がして、すっと楽になった。
自然が豊かな場所に住むのはとても素敵なことだけど、山や川、海への敬意を払った上で私たちがそれと調和して暮らさなければいけないのだと思った。
もちろん都会に住むなら住むでそれなりに覚悟しなければいけないことはある。
少なくとも今の私には、ここに住むのが一番いいという結論に至った。
東京を楽しもう、今は。
鎌倉には今までみたいに気軽に遊びに行こう。
そのときも、自然への敬意は忘れずに。
行くだけで、そこにいるだけで、時間がゆっくり流れている感じのする鎌倉。
やっぱり大好きだし、一人でも、人と一緒でも行きたい。
こう思ってわくわくするだけで、今はいいのかなと思う。